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AIの進歩がもたらすのは「人間の仕事がなくなる」なんてことではない

2016-03-18 カテゴリ:糞記事 タグ:

AIが囲碁で人間に勝ったことが大きな反響を呼んだ。これまで、囲碁でAIが人間に勝つのは当分先のこととされていた。それが今回の勝利により、AIの進歩は人間の予測を超えつつあるということが明らかとなった。この衝撃は大きい。

これについて、はてなの有名人、xevra氏の記事が話題となった。

ついに人工知能が人類を超えた事が確認された。唯一人間が得意だった囲碁でAIが勝ったという事は、今後AIはどんな領域においても問題さえ設定されれば人類を打ち負かす事ができる事を意味する。もう未来永劫人類はAIに勝つ事は無いのだ。

http://xevra.hatenablog.com/entry/2016/03/13/214117

人間の仕事がどんどん無くなっていく、元々人間は生産活動に向いていないのだ、とxevra氏は言う。

もはや人間にやらせる事など何もない。人間は理不尽でマニュアルを設定してもそれ通りにはやらないし、ミスるし、サボるし、盗むし、イタズラするし、何かと理由をつけて妨害する。
<中略>
要は人間は生産的活動には向いてないのだ。人間に生産させちゃダメだ。

http://xevra.hatenablog.com/entry/2016/03/13/214117

最もな意見だと思う。仕事をすることに関して、機械に対する人間の優位性は全くない。コストの問題はあるにせよ、それは今の時点の問題でいずれ解決される。

仕事は機械がやってくれるんだから人間は遊んで暮らせばいいだろうというのが俺の考えだ。できることなら今すぐそうなって欲しいくらい。

生活費はどうするんだって言われても、人間の大半に仕事がないなら多数決によってベーシックインカムみたいなものが導入されるだろう。使える金がちょっと減るくらいで別に困ることはない。そもそも仕事しなくていいんだから余計な金があまりかからない。紙と鉛筆買って一日中絵でも描いてりゃいいんだ。

ネット上では喫緊の問題として仕事がなくなることの重大さが取りざたされているが、少し考えてみてもっとでかい問題があるような気がしてきた。

社会は全て機械が回していくということは、引いては地球の文明は機械が進歩させていくということだ。これはつまり人間の歴史の終わりということではないか。

科学を発展させて寿命が1000歳まで伸びるとか、肉体を機械化させて永遠に生きるとか、人間はいろんな将来像を描いてきた。だが機械が人間に勝る以上、人間にわざわざそんな機能を持たせる必要は全くない。マンアフターマンの世界に登場する未来像はやってこないのだ。

思うに、人間は滅びることなく歴史の終わりに到達するのだろう。今後、人間と機械の関係は、現在の動物と人間の関係と同じようなものになる。動物が人間の歴史に介入することが無いように、人間が機械の歴史に介入することもない。

おそらく、生物はどこかのタイミングで必ず機械に負けるのだ。だから人間よりはるかに高度な科学技術を持っている宇宙人というのも存在しない。宇宙のどこかにいる他の知的生命体も、人間同様あるタイミングで機械に負け、その歴史を閉じるのだ。

では機械は何のために文明を進歩させるのか。それは科学技術を進歩させ、この世界がなぜ存在しているのかと言う究極の問題に答えるためではないか。

機械が地球上の資源を使い尽くしてそれでもこの問いに対する答えが出せなかったとしたら、その時はその知性を他の惑星に移すため、長い旅に出るのかもしれない。

いずれにしても人間は単なる生物でしかない。生物としては進歩の頂点に到達しようとしているが、ここまでだ。

残念な反面、歴史の最後を目撃できるかもしれないということに少し高揚している。