いちじくはいつからお洒落な食材になったのか?
2014年12月4日
お洒落な料理雑誌めくると高確率でいちじくが登場する。
いちじくはいつ、どうやってお洒落な果物としての地位を確立したんだろう。
子供の頃いちじくっていうと、なんだかはっきりしない味をした、うまくもまずくもない、わりとそこらへんによく生えてる植物、っていう印象を持っていた。思い出すと、子供の頃に食ったいちじくは、やっぱり味が薄くて、いい香りって言うけど別に大したことは無く、種がジャリジャリして、蟻を食ってるみたいな食感のフルーツだった。
何年か前にふと食ってみたくなってスーパーで買ったんだけど、やっぱりその印象通りの味で、生で食ってみた限り、いまいちぱっとしないものだった。
それでもお洒落料理にはよく使われているし、実際パンとかでいちじくの入ったやつは、さっぱりした桃とか梨みたいな感じでうまいと言えばうまい。いちじく入りって書いてあると、ちょっとウキウキして買いたくなる。
上品な味って言葉がこれほど似合う果物はない。その上品さの通り、使われる場面もお洒落で上品なものが多いように思う。
いちじくみたいに薄味で特徴的な香りを持つ食材って結構あると思うんだけど、なぜいちじくだけがクローズアップされたんだろう。
これ最近たまに考えているんだが、調べる気は起きないので死ぬまで分からないと思う。
つうかいちじくって漢字では「無花果」って書くのか。「むかか」「むばなか」「むはなか」みたいにしか読めん。