松屋の麻婆豆腐定食を食った。
正式には「四川風旨辛麻婆豆腐定食」って名称なんだそうだ。
たっぷりの豚挽肉と豆腐が入り、豆板醤(トウバンジャン)や豆鼓醤(トウチジャン)などの数十種類の調味料、香辛料を使用した本格的な四川風麻婆豆腐です。旨みと辛みがクセになり、ごはんがすすむ逸品です。
「旨みと辛みがクセになり」とのことなんだが、花椒や豆鼓の風味はあまり感じられない。辛みもそれほど強くなく、あっさりとした感じ。
何だか気の抜けた味だなと思って食っていたんだが、ひとつだけ気が利いていると思ったところがあった。それは温度が低いということ。
麻婆豆腐ってなぜかアツアツの鍋に入ってグツグツ煮立たったものが出てくるけど、あれだと熱くて全然味が分からない。辛いうえに熱いから、汗だくになって知覚も鈍る。食ってて疲れる。
松屋の麻婆豆腐は温めで出てくるので、汗だくにならずに済むし味もよく分かる。まあそのせいで風味いまいちだなって丸分かりだったんだけど。
本格中華みたいな風味を期待するとがっかりしそうだけど、昼食時に落ち着いて食べようというなら悪くないと思う。